第7回 中越ひこばえ展 2011

2004年に発生した中越大震災の復興を応援する目的で始まり、
以後毎秋、横浜のミニギャラリー【CoZAの間】で開催されている新潟をテーマにした展覧会です。
中越ひこばえ展は2014年まで継続予定です。




※ 東日本大震災の翌日、3月12日に発生した長野県北部地震により
新潟の津南町や十日町市も震度6弱の揺れに見舞われ大きな被害を受けました。
今年のひこばえ展では、会場に募金箱を設置し、被災地の復興に役立てていただきます※

10月1日(土)〜8日(土) am11:00〜pm6:00

佐藤尚 写真展
「こころの故郷・魚沼の風景を撮る」
 
   
      作家在廊  1日(土) 終日
              2日(日) 午後
              8日(土) 午後


     ■風景写真家 佐藤尚さんのホームページはこちら
               http://www.satophoto.net/
■佐藤尚さんについて。
新潟の方ではありませんが、15年以上にわたって魚沼の風景を撮り続けているフリーのプロカメラマンです。
震災時、震央に近い集落に何度もボランティアに入ったそうです。以下、佐藤さんからの文章より抜粋します。

■ 《 ひこばえ展に向けて。》

 新潟県人ではありません。15年ほど前、越後湯沢で見た大雪に魅了されて以来魚沼に通っています。
景色の良さはもとより、出会った人たちとの関わりが新潟に魅かれていった理由です。川口町の木沢集落で写した田んぼの写真を持ち主に渡したところ、秋にその田んぼで取れたお米が送られてきました。 今までで、一番おいしいと思ったご飯でした。口に入れて涙が出ました。
「魚沼は景色もいいが人もいい」FM雪国からのメッセージ、まさにその言葉通りだと思っています。

全国各地へ取材に出ていますが、可能な限り行きも帰りも新潟経由となっています。

 新潟県中越大震災発生の日、朝までは魚沼にいましたが、夕方には福島県会津地方にいました。 発生翌日、昼のニュースで人手が足りないとのキャスターの言葉を聞いて再度の新潟入りを決心。 撮影でお世話になり思い入れのあった川口町木沢集落にボランティアに入りました。コンパクトカメラ1台を持っていきましたが、人と家屋は撮らないと決めて…。

人々が寄り添い力を合わせて頑張っている姿に驚きました。食料を持ち寄り煮炊きをし、沢からは水を引き水道を作り、壊れた道路は自分達で直して。 被災場所で食べた、おにぎり、おひたし、きのこ汁など、おいしかった。

特殊な技術なく訪ねた私ですが、各場所で言われた「ありがとう」の言葉は忘れません。 今も私の力になっています。
写真家という職業ですが被災地の現場の写真は、ほとんど持っていません。


10月23日(日)〜10月30(日 am11:00〜pm6:00
  
                  (最終日は5時終了)

尾身伝吉木版画展  

雪国の四季・故郷のぬくもり
〜越後魚沼の風景
 
尾身伝吉さんは十日町市在住。版画家。郷愁に満ちた情景や越後独特の湿った雪を、温かみのある木版画で表現している。
平成16年発生の新潟県中越大震災で自らも被災。この地震による土砂崩落事故にワゴン車で巻き込まれた母子3人とは
版画を通して交流があった。このことからも作品発表を通して、震災の風化を食い止めるべく情熱を注いでいる。

作品画像・・・もう少しお待ちください。
村山大介陶展「妻有の土の器たち」 
 
11月13日(日)〜20日(日) am11:00〜pm6:00


新潟県妻有地方は縄文式土器も出土し、やきものに適した土といわれています。
地元の土を使ってシンプルな器に若い作家が挑戦しています。